音楽
- 2015/05/06(Wed) -
遥か東の端の赤道に近い方の小島にいるのに、

スウェーデンの草原と湖をわたる風や

フランスの都会の建物をおおってわたる風や

ベルギーの活動を休んだ夜の明滅する灯りをわたる風や

・・・・・・

を、思い出させてくれる音楽がある。



文章でそれと書かずとも、絵画でそれと示さずとも、

だが、しかも、そうしたヨーロッパの風土を私がおもうのは、私ながらの感覚で、その音楽が固有にもつ内容とも明白に言い難くありながらも、やはり、その音楽に接したときの私のそうした感情は、あたかも、それを表す文章や絵画に接したときのように明白で固定的であるとき、


げに芥川龍之介が記したように、


音楽の価値の高さに


それを創造するニンゲンの能力に


そしてそれを感ずるニンゲンの感性に


ニンゲンの諸々の愚への失望を超えて、賛嘆を禁じ得ないのである。





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