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饂飩
- 2013/04/17(Wed) -
以下に書かれていることは、
スウェーデンに3つある総合大学の筆頭、北欧最古のウプサラ大学の
主として大学院生が念頭におかれたうえでの文章であることをご理解ください.
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私は蕎麦が好きだ. というより、常食している.


心筋梗塞を40代半ばにしてから、友人と外食しても、自分だけサラダ2人前、とか、


寿司 か、日本蕎麦屋だった.


私が務めた予備校の生徒も、


私の寿司や蕎麦によくつきあわされた.



* * * * * * * *



若い頃、私は、「うどん」 を食べなかった.


夏目漱石の 「猫」 の中に 「饂飩は馬子が喰うもんだ」 というたぶん主人公(迷亭だったかも)のセリフがあり、


若い私は、洒落気から、それを年上の恋人にも告げ、「うどん」 を蔑視していた.


若気の至り、というにはいまそれを私が聞けば、なんて阿呆で軽薄な若僧だろう、と思う言い草である.


その恋人と別れたあと、ひとまわり以上若い恋人とつきあったころは、私も多少は成長して、うどんもよく食べるようになった.



* * * * * * * *


私はどうして恋人相手に、うどんごときまで気取ったのだろう.


そんな空気が私とその年上の恋人との間にあったと言えば、自分たちのせいとはいえ、


残念なカップルだったと思わざるを得ないが、


もしかしたら、


日本の恋人たちに共通な


所謂「男は恋人の前でカッコつけたがる」


という現象なのかもしれないのである.



Domkirkan
Uppsala Domkyrkan





スウェーデン人の恋人同士には、そんな、日本での若い私のような男女はいなかった.



みな、大学生の恋人どうしでも、



互いに相手にとって空気のように自然で、



互いへの思いやりに満ちていた.



だから、



日本でアメリカナイズされた、いわゆる、オシャレでそれなりに恋愛を知っているような日本人女子大生は、



スウェーデン人男性に物足りなさを感じたかもしれない.彼女らはスウェーデン人の恋人ができていなかった.



逆に、


地味で、日本では恋人などもったことないだろう、というような女子大生が


自分の頭の上に肩があるような金髪のスウェーデン人男性の一歩後ろをしずしずと歩いているのを数例見た.





日本は、封建時代に、「美しき武士道」 の反射として
(ノーベル賞はとっていないが、ミシマのことは大学生程度の知識人なら知っている)


「男尊女卑」 (この漢字変換ができることがいま驚きだが)


の国であった、と知られている.




その影響で、日本の女性も男性の一歩後ろにいることを余儀なくされた、


とスウェーデン人といわずヨーロッパ・アメリカの男性たちは知っている.


たとえ、現代のジャパニーズがいかに腰が低く、


外国人に 「親切」 であったとしても、


根本の文化伝統には 「男尊女卑」 があるとは思われている.





だから、


南京大虐殺にしても従軍慰安婦にしても、


昔の日本人ならやったに違いない、と当然に思われている.


だから、


スウェーデン人男性が予想する日本人女性もまた


スウェーデン人女性とは違って、男性の一歩後ろにいるような女性をまず考える.


もちろん、そんなことはスウェーデン人男性は女性に強要しないから、そんなことにはならないが、


あえて、同じスウェーデン人女性やアメリカやイギリス・フランス人女性とは付き合わないスウェーデン人男性には、


そういう民族、ということを想定したうえで 「日本人女性」 を考える者がいることだろう.





* * * * * * * *




別の回の 「シチリアのピエトロ」 で、


私がスウェーデンに来たばかりのイタリア人男性留学生から、


スウェーデン人女性のおとし方を教えてくれ、


というぶしつけ極まる質問を受けたことがあることを書いてあるが、



もしかしたら、


それは、



私がスウェーデン人女性と空気のように接していたからではなくて、



日本人男性だから・・・恋愛やセックスについて、ドライに即物的にものが言えるだろう・・・



というような思い込みがあったのかもしれない.



そして、それは、



確かに、いまの日本人の若者の間にも、



隠然として存在する男性側の女性観・恋愛観・セックス観なのかもしれない。



そして、私自身も、まだその無意識精神伝統の中にいるのだろう. おそろしいかぎりだ.





日本の未来の世代の若者たちが、



いまのスウェーデン人の若者たちのように、



自然で かつ 思いやり深い男女交際ができるようになることを願ってやまない.




20130316-140124.jpg


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