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沖縄の矛盾
- 2013/04/10(Wed) -
私がスウェーデンから学位論文を出しにきた東北大学で心臓を壊して、東京の懇意な友人の誘いで出版社に骨埋めるつもりで学界を去ったあと、その会社も辞めて沖縄の離島に来た時は、それまで一緒に過ごしていた小6の娘が、将来の夢は海洋学者になること、と常々言っていたから、まず私自身がその方面に少し詳しくなってやろうと思い、海ガメの施設で働き、船舶免許をとったり、素潜り潜水を鍛えていた。塾をするようになったのは、それらを一通り修めたからだ。


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しかし、私を取り巻く人々は、東京圏人々も沖縄の人々も、私が遊興のために南の離島で無為に時間を過ごしに来た、と思っていたことだろう。沖縄を美しく描いた某映画の感化かと指摘されもした。私は沖縄そのものには関心はなかった。中央アジアの大学と南アフリカ共和国の企業に採用内定していたから、上の理由とただ「通り道」だったから、再出国まで時間をみていたら、離島で子どもたちに話すのも意義があると思うようになっただけで、それから6年になろうとしている。


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沖縄の人は、そんな私、いや、内地から中年男が独りでぶらりと来ると、借金でもして逃げて来たか、離婚されて放浪しているのか、余裕のある者が散財に来ているのか、という程度の推測、勘繰り、下衆な想像をし、さらにそれを喧伝し、自分に金を落とす以外の内地出身者は蔑視迫害する傾向が離島地域にはある。昨今、基地問題をめぐって政府と沖縄県知事が鎬を削っているが、内地に偏見もつ者たちの感情をも無視できない知事の立場もあるのを、政府は政府でわかっていない。大臣が匿名で三ヶ月くらい離島に単身で生活すれば、沖縄の人々の感情もわかろうに。

かくして沖縄の人々は、自分の領域に入る者を、内地で食いつめて来たか遊興のために来たかと想像して見下す傾向が漫然とある。自分たちの土地がマスコミでもてはやされるのを客観的に見知ることに慣れた結果、皮肉にも、自分たちの土地を訪れる異邦人を、ここに憧れてきた人、と考えがちになってしまった。その感情がバランスを崩すと、相手に対する見方が軽蔑視へと雪崩のように移行する。


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一方、スウェーデンに来る外国人は、日本に来る外国人よりも故国で優秀だった者しか移住できないから、スウェーデン人は外国人には一目置き、職場や学校でタフな戦いをする相手と正当に認識する。

要は、実力主義が徹底しているヨーロッパ先進国と

情実や、裏表ある行動、中傷や足引っ張りの大好きな日本人との違いなのだが、

沖縄はそんな日本人的な特質に加えて、自分の土地なのに、沖縄にわざわざ来るなんてたいしたやつぢゃない、と内地出身者を蔑視軽視する風潮まである。まあ、そんなニンゲンばかりぢゃないよ、と私の島の友人は笑うが、そんな思考傾向を内地にコンプレックスもつ島人が有することを否定はしない.それが、沖縄自身にとって何より残念で損なことなのだ。ドアを少しだけ開けて外来者を一瞥するや退けていては、いつまでたっても自分の成長がないことを知るべきだろう。あまりマスコミにおどらされず、あまり自意識過剰にならず。よき土地風土のよき歴史の担い手としてあり続けてほしい、沖縄の人々よ。



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