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スウェーデン人の高齢者
- 2013/01/06(Sun) -
スウェーデンに留学したかなりはやい時期に、


私は、私の背後から郵便局に入ろうとした老婦人に気づかず


日本でならふつうのタイミングで自動ドアを通過したら、


その老婦人から 「あなたはなんて薄情な云々」 というお叱りを受けた.


その後、スウェーデンでは、背後ばかりでなく、前方10メートルくらいからでも


自分が開けたドアに向かってくる人がいたら開けて待っていて差し上げるのが当り前なのがわかった.


その話を日本人にすると、「そんなのは日本人もやってるよ」 と言うが、


若い男子が若い女性が前方から来るときにそんなことをしたら、日本では、きっと何か勘違いをされるのではないか.


無論、逆に、若い女性が若い男子にそうしてやることもあるし、


足どりのおぼつかないおじいさんが若い女性に郵便局のカウンターまで手を引いてくれ、と頼むこともあるが、


老人がそれを日本でできる環境にあるだろうか? 日本では、高齢者はどこか日陰者扱いされ、さらに、


高齢男性は若い女子にはそう歓迎されないだろう.


私は、見知らぬおばあさんから、


「高いホテルの下りエスカレーターで下を見ると怖いから手を握っていっしょに下りてくれないか」

 
と頼まれた時、そのまま二人並んでエスカレーターを手を握り合って下りたものだ.


ウプサラ大学の私の先生のお母様は、


クルマの乗り降りで私が先に出てお母様の側のドアを開けて手を出すと黙って私に身体をあずけて降りられた.


それは、娘が大学教員をしている老人のプライドからとかではなく、


スウェーデンではそれが当り前の、身体が不自由であったり高齢であったりする他者への自然な態度だからである.


するほうもされるほうも照れなどはない.




昨日、沖縄の離島で、かごを押した老婦人が私の背後から自動ドアを通過しようとしたので私が立ち止っていたら、


彼女は私ににっこりほほえんで謝辞を述べられた.


沖縄は、内地ではわからないであろうが、多様で、宮古島や石垣島などの先島諸島と沖縄本島とでは人が違うし、


先島諸島相互でも、また、宮古島市の中の伊良部島の中でも島の両端では部落ごとに口調も気概も違うと地元の人々は言う.


私はこのサイトで沖縄のことをたまに書くことがあるが、


残念な人もいる一方で、


高齢者がのびのび生きていらっしゃる、という点では、


なにかスウェーデン人と似通っているところもあるのは事実だ.




私は研究室で論文を書く人生を途中で降りてしまったが、



乗り換えた列車もまた、それなりに愉快なこともあるものなのだろう.



a
(私に英語を習いに来ている離島の高校生の卒業前の落書き.
アニメヒーローに似ていると友人に名前を描かれた女子本人は琉球大学理学部に進学した.)


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