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スウェーデン人の本質 日本人の誤解
- 2015/01/14(Wed) -
スウェーデンに興味のある人のおそらく大部分、ここへいらしたネットサーファーのほとんどが
「セックス」 や 「性教育」
への理解を求めてであろう,


スウェーデン人の最もスウェーデン人的なところはなにか



それは、私が、

拙訳書 『スウェーデン人』 で訳出した


「自分のことは自分でまかなう」


という精神ではないだろうか、というよりも、


そもそも、その著者の Gillis Herlitz が、

それが、「最もスウェーデン的なるもの」

と書いている.






そんな自明のことをなぜいま書くかというと、


さっき、


地元の人と、私が心筋梗塞で倒れたときのことを話した際に、

「そういえば、なぜ」 と自分自身ながら思ったことがあったからだ.






私は、いまから8年前に心筋梗塞で自室で倒れ、


アキラ母子と別れたあとであり、一人暮らしであったため、


瞬時に死を覚悟した.






最後の力で玄関まで行き鍵を開け、携帯電話で救急車を呼んで、そのまま玄関先に倒れて、



〈これで、「死後数日経過した腐乱死体」 という状態で発見されて周囲に迷惑かけることを回避できた〉



と心底ほっとし、

何か最後に為すべきことを全力で為しおおせたような爽快感さえ死への苦痛の中にありながら抱いた.




そんな経験をしたことをきょう知り合いに述べ、


それが、聞き手に意外な思いを与えた、ということがあって、自分でも

「そういえば、なぜだろう」 と自問したわけである.






自分の死後の後始末のことを第一に心配する





それは、私が前掲書中のスウェーデン語から

「自分のことは自分でまかなう」

と訳出した精神ではなかったか.

その原語は、スウェーデン語の原書を見る人がいれば、どんな表現かわかるであろう.


私は、他国語訳を見ないでスウェーデン語だけから訳したから、他の言語の翻訳者がそれをどう訳したかは知らない.他国人翻訳者が正しく訳しているか心配だが、よその国のことはどうでもいいか.

私がウプサラ大学の正規学生になるスウェーデン語の国家試験を受けたときに、

アメリカ、イギリス、フランス、スペイン、ロシア、その他諸々の国々の学生と同じ講習を受け、

外国籍人としての自分のスウェーデン語の力はわかっているので、

まあ、私が、これで適訳、とおもった訳語でよいはずだが.



その、

「自分のことは自分でまかなう」

という精神



私のスウェーデン人の先生のお母様も、


一人で郊外の自宅で息をひきとられた.


職場であるウプサラ大学そばに住む娘である私の先生が週末訪れて買い物を冷蔵庫に収めるだけで、


あとは、私が泊まった時のベッドメイキングもそのお母様がしていらした.


そうして、

そのスウェーデン人女性は、

一族の思い出のある自宅で、

たった一人で


息をひきとる瞬間まで


自分の人生を自力で生きたのだ.

(そのお母様の写真は 「スウェーデンの母」 として私の訳書中にある.)



もちろん、
家族に看取られての最期というものも幸福だろう(私などには絶対ないことだが)
それでもスウェーデン人の老齢者に当然な意識は、
高福祉に支えられているとはいえ、
しかし、その 「福祉の恩恵」 も、自分が若いころから高消費税を払ってきたという自負と引き換えの
自分が自分の人生の主人であることを最期まで続ける、ということなのだ,

(この数日の国会の消費税をとりまく議論を聞くにつけ、
永田町の甘やかされているジジイババアどもは、
この数十年という短期に目に見える可能性のあるものでしか考えないでいて、
歴史的に日本民族の国民性にかかわる重要な社会制度の改革の時期に自分らがかかわっているとわからないから
この個人の意識の醸成、という精神的側面を見ることができないと思われてならない.
まぁ、これも、
現実の 「異文化民族」 を知らなければ仕方ないのだが、所詮は、政治家の限界だ.)






この

「自分のことは自分でまかなう」


というスウェーデン人の特質は、

3,4年くらいスウェーデンにいる程度では実感できないであろう.




しかし、


スウェーデン人がスウェーデン人たるのは、


この

不羈の精神、

とでもいうものがあるからだと、いま私は確かにおもう.






日本人諸氏、



よくよくスウェーデン人を観てくれたまえ.




u
( Uppsala )

120803
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