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静謐 ── 旧盆に
- 2017/08/14(Mon) -
新宿区高田馬場で学生生活を送った私は、
横浜出身であっても実家にほとんど帰らなかったから、お盆の時期も正月も大学そばのアパートで過ごした.

正月よりも、お盆が好きだった.
都会の雑踏の波が引き、人が街からいなくなる.

学生は無論夏休みでいなくなるが、早稲田通りの人ごみもすっかりなくなった. いまはどうかな.



そして、ここ、沖縄は宮古島は、

年中、そんななのだ.


きょうも旧盆だが、
別に、きょうも、ふだんと同じ静かさだ.

この静かさは、石垣島はもちろん、八重山の離島でもなかったものかもしれない.

宮古島がそうなのは、たぶん、それが、この島の特性なんだろう.島の商人には残念かもしれないが、私には、よい.



スウェーデンでも、クリスマスの時などは、学生がヨーロッパじゅうに帰省するので、
アジアの私などは、中国人ぐらいとしか話さなかったかもしれない.いや、たぶん、だれとも.
スウェーデン人の娘が、そんな孤独を味わう私のために、カセットテープを遺していってくれたりもしたものだ.



静かであれば、
勉強によい.

それは、いまもかわりない.


だれかの歌で、
「ふたりだけこの世に残し、死に絶えてしまえばいい」
とかいうのがあったとおもう.

手塚治虫の 『火の鳥』 で、山之辺マサトが、人類滅亡の後で独りで永遠に生きる場面を、中学の私は読んだが、



いまの私も、これまでの人生で目指していたものから隔絶して


静かに図書を相手にしているだけで、


やっぱり、若いころに感じたものは年とっての人生の舵となるのかもしれない、としみじみおもう.


だから私は、島の若者にも言いたいことがあるのだが、


おとといからはそんな若者も来ない.


ただ、けものたちに食餌を与えるだけが義務の日だ.




これでよい.



3

110814


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