食と土地
- 2010/04/13(Tue) -
私はいま沖縄の宮古島にいる.来たくて来たわけでなく、まあ、カンタンに言うと、
用事があって来て、そのまま家を借りて3年経つわけだ.

知人に知らせると、沖縄は行きたいが食べ物がない、と言われる.
こう言うのは、一度は沖縄に来た経験がある者だ.
どこに行っても肉のニオイが、と言う.

私も、ここに定住して、初めて豚肉牛肉を買った.
それ以前の仙台では、昼は寿司、夜も寿司だった.
沖縄に来る前、10年ぶりくらいに1年半だけ滞在した東京では、やはり、食べるものがない、と感じた.
サラダ専門の店に毎日世話になった.あとは、パン屋に.

そういう私だから、確かに、沖縄には食べ物がない、と言われると、そうだね、と言わざるを得ない.
健康長寿の県のはずが、島には、肥満した若者がやけに多い.


* * * * * * * * * *


スウェーデンにいたころも、そう言えば、食べるものがなかった.
私の生活は、
朝は、たいてい、中国人の店で買った麺類(外は零下なので、つい、熱いものを)か、パスタ、
図書館で終日勉強する間は、
イタリア人に教わったエスプレッソを保温ポットにいっぱいつくっていき、
あとは、バナナとリンゴと食パンにチーズをはさんだものでしのいだ.

夕方はジムに行き、バーベルを挙げ
帰宅して、たとえば、作ってあるカレーにご飯を鍋で炊いてたらふく食べた.
カレーはひき肉である.
たまに、チキンの丸焼きとウィスキィを夕食にしたことも、わりと・・・ある・・・
もちろん、喉がかわいたら、水でなく、スウェーデンの、脂肪分が極めて低い牛乳をラッパ飲みである.
それで、スウェーデンにいた間に、すっかり身体が大きくなった.

しかし、食べるものがなかったのは同じで、唯一の楽しみは、月一回の、
中国料理店の食べ放題バイキングに行く時だった.




沖縄にいて、今朝は豆腐料理を作った.そう言えば、昨日も豆腐料理を工夫した.

しかし、食物は、その土地のものを食べるのがよい.酒もまた然り.
土地があってのニンゲンの嗜好なのだから.


逆に言えば、土地を変えれば、自分はまるで違う嗜好も、さらに、まるで違う思考形式ももてるのである.


沖縄で、私は、東京では知りえなかったことを数々学んだ.


さあて、きょうは、夜11時まで高校生が勉強に来る日だ.


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