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奪われつつ 生き了わる
- 2009/06/01(Mon) -
        2年ぶりに、この島では初めて歯医者にいった.
        以前いた、沖縄では2つめの島の石垣島で治療したところがまたわるくなった.
        初診の記入用紙を受付のすぐ横下の椅子で書いたら、
        低い書棚に 「小学生に読ませたい童話集」 といったタイトルの本があった.
        とって中をみたら、芥川龍之介の 『白』 という作品もあった.
        椅子に斜めに座って、ちょっと見たら書棚に戻す姿勢で読み出したら、
        そのままの斜め横座りの姿勢で最後まで読んでしまった.
        診察はまだだったが、その読書に何かを奪われた感じがして気分よくなった.


           ――――――――


        徹夜で作業をした朝、つい牛乳を飲みすぎてお腹の調子がへんになった.
        それでも眠くなるまでと、コンピュータである映画を観始めた.
        案の定、半分ほど観たところで残念ながら寝ることになった. そして、――
        勉強しに高校生が夕方から来るので、昼過ぎに起きたところで、
        午前中の映画の後半を見ることにした.
        腹具合わるく食事がとれそうもないので、チョコレートの箱をあけた.
        食べた包み紙をゴミ箱に捨てようと左手にもって
        回転椅子を左に回して立ち上がろうとした姿勢のままで最後まで観てしまった.
        作品そのものよりも、自分を奪われたような感覚が気分よかった.


           ――――――――


        何が自分に起こったのだろう.
        この、自分がなくなる感覚は、
        勉強に熱中していたスウェーデンや日本の大学院の時代に、
        また、恋愛の狂熱のさ中にも、身に覚えのある感覚だった.

 
        人は、この感覚からのがれることはできないのだな. きっと、死ぬまで.

        
        
           w


           この世には、

           まだ こんなに美しい歌がある

           まだ こんなに美しい命がある

           まだ こんなに美しい詩がある
 
           まだ こんなに美しい人がいる



           どのひとつも、人が一生懸け 己を捧げ 心奪われてしかるべきもの



           世界は、まだ まだ このようなものを そこかしこにもつ



           いまも、そして、きっと、これから未来も      ずっと.


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