edge
- 2011/11/28(Mon) -
ある映画を観て、
その映画自体はどうでもよいものだったが
最後に流れた主題歌に、 「これはほんとうにうまい歌い手だ」 とおもったので、
エンドロールを注意してみていたら
その歌手は、昔、一緒に暮らした女性が好きだと言っていた歌手だった。


当時の私は、彼女のその言葉を聞き流し、歌手のDVDも観ずにいた。
私には、目前の急務がいくつもあったからだが
いまよりも気持ちに余裕もなかったとおもう。
スウェーデンから博士論文を書きに帰国して、
初めての大学研究室で初めての同僚と出会い、間もないころだったから。



確かによい歌手で、たぶん、ほかにもよい歌がいくつもあるのだろう



彼女が私の気持ちを引こうと愉しそうに私に勧めたから
実は、その歌手はかなり彼女に似ている、ということさえ言ってほしかったのかもしれない。



* * * * *


人生には、あの場面でこう言っておけば、こう行動しておれば、あの選択肢をとっておけば・・・と思う可能性は無限にあることだろう。私にも、そういう場面は大小いろいろある。人によっては、私の過去の選択のいくつかが失敗だったという人や、こっちを選んでいれば今頃は・・・などと気にしてくれる人さえいる。

しかし、私は、私の過去のわかれみちでの選択を、まあ、当たり前だが、
どちらのほうが 「世間的に有名」 か、とか、「高収入」 か、とかでは判断していない。



では、何に基づいて私は自分の来た道に価値をみるのか
いや、「価値」 などみないのである。



あるのは、

あの日々も自分は全力で生きていて

その全力のなかで確かに 「生きて」 選択をしてきた、という自覚だけだ。

たぶん、またあの日々をやり直せても、自分は結局は同じ道に分け入ったことだろう、という認識のみだ。



過去を惜しまず、
ただ、自分に肯定している


現在に驕らず、
ただ、混迷ながらも前進しようとしている


未来を楽観せず、
ただ、世界を観渡している


s



(本記事は2008年10月31日に書かれた.)


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