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映画 『恋する惑星』
- 2006/06/02(Fri) -
この映画が日本中を席巻していたころが、私の最後の青春時代だった。
私、また、いつも行動をともにする私の友人たちも、みなそれぞれに恋人がいたり、告白する機会をねらっていたりして、大学で会えば、いつもそんなことで互いをつっつきあって笑い興じていた。

私たちの未来には、垣根はなかった。

私は、この映画を、そんな友人が愛していた女性と観に行った。
その後、我々友人たちの望みどおりに、私の友人と彼女は結婚した。

私がスウェーデンにいたころ、その友人は火災事故で亡くなった。
彼女は、そのあとドイツに来たらしかったが、私は消息をもはや知らない。

数年前、教えていた予備校の生徒が家に来たとき、これを見せたが、彼女にはなんの感興ももたらさなかった。その子は、一人暮らしの私と同じベッドで寝ていったが、私は、人にはそれぞれの人生のベースとなる時代があるのだな、と、隣で眠る不良受験生の横顔を視界のすみに感じながら、しみじみ思わざるをえなかった。

いつか、もーにも見せようか。……いや、やめておこう。
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