2017 06 ≪  07月 12345678910111213141516171819202122232425262728293031  ≫ 2017 08
ショーケンからの便り
- 2016/08/22(Mon) -
『前略 父上様』 というドラマがあったのを知っている。



二宮、という若者が主演していた。




それに出ていた八千草薫が出ていた、本家(とも言うべき)



『前略 おふくろ様』 という、



私が、高校二年生のころに教室で三枝や宇都宮たちと熱狂していたドラマを観ることができるかとようつべをみたら、
簡単に観ることができた。






ショーケンは、



やっぱり、



よい俳優だったとおもう。










私がスウェーデンにいたころ、日本の、クロサワ作品の次にやたらテレビで放映していたのが、




『ブラックレイン』 という、日米のヤクザ映画だった。 4年間で3回テレビにかかった。





松田優作の鬼気迫る演技が、日本人の新たな側面を世界に知らしめたと言える作品だ。




彼は、その演技のために、奥歯を全部抜いて頬を一層こけさせて凄みを出したことは有名だ。







そして、あまり言及されていないことだが、






松田優作が主演に抜擢される前に、





国際的なオーデションがあり、





松田優作のほかに、ショーケンと、小林薫が応募していたことも知られている。





小林薫は、『深夜食堂』 で、このオーデションにおちた借りを返せた。

あんな食堂は、私の母校のあった新宿区にあったようにおもう。



そして、ショーケンも、松田優作に敗れ、『ブラックレイン』 の主役を逃したが、



『前略 おふくろ様』 を40年ぶりに観て、





ショーケンの 『ブラックレイン』 も観たかったとおもう、切に。








ヒトの世界では、





地位も、 受賞も、 評判も、


みな、



他のヒトが、ヒトに与えるものである。






むろん、




その称賛価値にふさわしいヒトがそれを受けることもあろうが、





そうでないことも少なくないことは、すでに、みなだれでも知っていよう。







『ブラックレイン』 の主役を逃したショーケン、


そして、その後、スキャンダルにまみれたショーケン。







しかし、彼の、人生は、



逃した主役の座や、汚れたスキャンダルで、台無しになるようのものではない。






どんなヒトの人生も、





一度の敗戦や、時折の不評判で、すべて抹殺されるべきものではない。







一つでも輝きを残したならば、



その故で、そのヒトは、 


称賛され、 後世に語られるべきものなのだ。




美しいもの、素晴らしいもの、高潔なもの、神聖なもの、



それらを、



ヒトは、



憎しみとか、嫌悪感で、簡単に忘れてはならないのである。




ショーケン

(2015.9.3.記)

この記事のURL | いまも | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<佐野さんのことば | メイン | 時間厳守>>
コメント

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://odjinn.blog69.fc2.com/tb.php/1014-1718ae27
| メイン |