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思い というか 気合い というか
- 2015/08/31(Mon) -
最古参のメス猫がいる。




体重は、我が家の八頭のうちでいちばん軽い。

そして、もう、中年域だ。








しかし、



自分より二まわりは大きい雄猫たちや、




自分の1・8倍は体重がありそうな樽のような雌猫たちの、




すべてを、居住域の二階フロアからおいはらって、



みんなを屋上へ行かざるを得ないようにして、



二階を昔どおり自分の世界にしようとしている。








この、





思い、 というか、  気合い  というかは、




たぶん、ヒトの世界でもあることで、 たぶん、




うちの彼女のように、




正当なことなのかもしれない。



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秋津洲
- 2015/08/31(Mon) -
台湾にほど近い、沖縄のさらに南西のこの島にも、トンボが多く飛び交う季節になった。

秋ももう近いのか。

その昔、ヤマトが神武天皇に呼ばれた名称は、この土地にもふさわしい。

我が家の同棲者たちは、屋上で、そんなトンボを狙うことで朝晩消日している。



トンボは、ヒトの腰の高さくらいを飛び交う。


そこを、毛者たちは、自分のひと跳びの範囲までトンボが近づくのをじっとまって、


射程内にはいったなら、ジャンプしてトンボの上からたたき落とす。

その、自分の射程内を計って跳ぶさまは、昔の中国映画の、

10歩必殺剣の使い手のようである。





落としたトンボは、羽をむしり、しっぽのあたりはかみちぎり、それで終わりであるようだ。




我が家の屋上には、トンボの死骸が累々としている。


屋上への階段にも、屋上から降りた二階の床にも、トンボの死骸がばらばらとある。

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狩りに励む、勤勉な者どもである。

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しかし、中には、狩りには興味を示さず、屋内で惰眠をむさぼる者もいるのであった。

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- 2015/08/29(Sat) -
私の職場のごみ置き場の生ごみの上、とうふの上にカブトムシのメスがいた。その背中にハエがとまり、彼女はもう動かない。ごみとともに捨てられているのかとおもい、同僚で、幼い子どもがいて、なんでも昆虫がいると拾って帰る女性にも、そのカブトムシのことは言わなかった。


数時間後、その前を通りかかったら、先のごみ置き場でハエがたかっていたカブトムシのメスが、ブロック塀を上っていた。ハエはもう背中にとまっていず、ブロック塀にしがみつく四肢の力強さはかなりのものだった。さっきは、とうふにすいついて食事していたのか。


ブロック塀の上部を横に電線管が通っていて、彼女はいずれ上には進めなくなる。私は、彼女をつまんで、とりあえず、塀の上、隣家の庭につながるところに置いた。彼女は、隣家の庭へと下り始めた。しかし、その先に、彼女のエサなりそうなものは考えにくく、彼女の生はどんづまり、見通し限りなく暗黒、といったところだった。ニンゲンだったら、自殺するくらいの人もいるのかもしれない。





それでも、彼女は、ブロック塀の向こうへと姿を消した。







生きる、ということは、きっと、こういうことなのだろう。



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ヒト種の愚─他種と比べて (i)
- 2015/08/23(Sun) -
沖縄の南西の離島ゆえに、またきょうも台風がきて、
仕事も商店も既に仕舞いになった。

まだ、暴風雨は来ていないが、じきに、今夜には荒れる予報である。



ヒトの私などは、まだ風が強くも小雨だからと買い物に行くが、
その挙句、びしょびしょ、よれよれ.








私の同棲者である毛物たちは、

まだ、おまえたちには雨風がほとんどないに等しかろうと思うのに、





屋上へのドアを出ようとしない。

もう、この大気では、




いずれ外は大荒れで、今後36時間ぐらいは、せまい屋内で我慢するしかない、と幾多の台風で学習したのだろう。








ヒト世界でも、共通認識で大型スーパーも閉まるのだから、








ヒト以外の毛物たちの感覚も、










実に、あなどるべからざるものなのである。
 




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家族
- 2015/08/15(Sat) -
私が、日本作品で最も好きなものをまたも観る。







オダジョーが、「こうして俺は偽の家族を演じることになってしまった」

と言う映画がある。  面倒だから、ここにはショートカットは載せない。

オダジョーの偽の父親は三浦友和で、偽の母親は小泉今日子である。

偽の従妹に、風呂で奇妙な歌を歌う吉高由里子がいる。



すき焼きに、卵がもっといるか、と小泉今日子が聞くと、


オダジョーが 「いえ、だいじょぶです」 と答える。



すると、三浦が、


「おまえ、いま、『だいじょぶです』って言ったよな」

と言い。


小泉が、

「不自然よ」

と言う。


こんな




家族でも、




すばらしい、とおもう。




幸せは来てることも気づかないほどじんわりやってくる、


と、そのあとでオダジョーは言っている。





不幸は・・・

それは別の話。






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スウェーデンに留学しようという日本人大学生に告ぐ (iii)
- 2015/08/10(Mon) -
世界は多様で、すばらしい学習の機会の宝庫だ。




しかし、きみが人生で最も勉強できる時期は一度きりで、その時にどの場所を選ぶかも一か所きりなのだ。





私の場合は、それが、スウェーデンだったというだけで、





スペインでも生活したかった、




イタリア人とももっと親しくなりたかった。




中央アジアの辺境で古文献を研究したかったし、




アフリカで、日本人には皆無のような文化を受容もしたかった。




しかし、私は、スウェーデンで、日本では成長できないレベルに成長できたというだけのだ。






よくよく考えたまえ、


だが、どこでもよいのだ。 世界はすばらしい。




大事なことは、





自分が赴いた異境で、きみがどこまで能力を全開できるかなのだ。


帰国して留学をハクkにしようという輩は私の早稲田の先輩教授にたくさんいたが、
もう、これからは、そんな外国ごみ同様の姑息なことで人生を拓ける時代は来ない。


あくまでも、海外で、実力をつけてくることだ。



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台風の夜に
- 2015/08/08(Sat) -
台風13号が昨日朝から近づき、夜半の今は石垣・西表に行ったらしいがまだ風雨はこの島でも強い。

さっきは一日屋内に居続けた同棲者たちは私が試しに開けた屋上のドアから一斉に外に飛び出したが、暴風雨に打たれて二匹以外はみんなたちまち屋内に戻った。

戻らなかったのは母猫の二匹だ。





毛物に限らず、昨日の職場でも、出勤時間に連絡があって欠勤した者がいた。
私も家でのんびり籠っていたいと朝は少しは思ったのだから、子どもじみた休みをとって私たちの手をいっそう煩わせた人間を怒れない。



懐電もって屋上に出たら、反対の隅に二匹が雨風に打たれてないていた。
一匹はその後、木を伝って屋上から降りたのか、私が濡れた衣服を着替えて戻った時にはもういなかった。黒いほうだけがずぶ濡れで屋上のドアを中へと駆け抜けた。

やれやれと私はまた着替え、熱いスープを飲んで、出勤まであと2時間は寝ようと寝室に行くと、一匹が私の股間に入ってきた。沖縄の猫のくせに、冬はずっと私の股間で眠るやつだ。





みんなも寝ている。





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東京雑感
- 2015/08/03(Mon) -
この二ヶ月で、きょうも含めて、沖縄の離島から東京へ、3回往復した。



東京は、   宙が、   翳い。

私の沖縄の宙は碧いのに、 東京は灰色の宙だ。






東京は、   空気が、   濁っている。

私の沖縄の空気は混濁物はないのに、 東京の空気は異物が混入している。 咳が出る。









東京や私の実家のある横浜の鉄道駅にいるニンゲンは、  病んでいる。


行き交う人々の間で、 靴を蹴られる、 体当たりをされる、  鞄をもぎ取られる、 という危険を避けるのに心臓が泣く。





電車に乗るのに、 人々は、 容赦ない陣取りゲームをしているようだ。







そしてなにより、




ホームや車内で、  俯いて   スマホの画面をいじっているゾンビの群れ。


都会は、  死人と狂人の都であった。



いま、 沖縄の離島に戻って、 ほっとしている。


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