沖縄でちょっと汗かいてわかったこと
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- 2011/09/24(Sat) -
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どんな仕事も、とことん調べて、よく考えに考えて、協働する他者と正しく意思疎通すれば、よい仕事になるのだ、ということに.
私は、他人の力を利用して他者を使うことで自分の地位を上げることや、裏でこきおろして酷評している本人の前ではもみ手で頭下げて利得をもらうような能力が皆無なので、社会ではうまくやっていけないとおもっていたのだが、 ここ、つまり、自分の経歴とかが通用しない日本の南端の離島でいくつか仕事をすることで、冒頭に書いたようなことがわかった.学問研究も、農家の人と話して法律を駆使して行政との問題を解決するのも、会社がかかえる問題を考えて再生させるのも、みんな、同じマインドとハートの使い方なのだ、ということに. |
性教育
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- 2011/09/23(Fri) -
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テレビをつけたら、14歳の女の子が妊娠するドラマをやっていた。
女の子は、激怒する父親に対して、「私は愛しているからこうなったの!」 と言い返した。 一見すると 「14歳で人を本気で好きになれるはずがない!」 という父親が短絡的なように思える。 娘のほうがなんだかまっとうなように見える。 肉体的、社会的に言えば、彼女は妊娠しないほうがよかった。しかし、愛し合う行為は、早すぎるとはいえ、絶対な悪ではない。 つまり、相手の男がもっと賢く、コンドームの使用さえ知っていればよかった話なのだ。 それを使わなかった点で、やはり妊娠させた男はとがめられるべきで、女の子も不注意だったというべきだ。 父親も、自分が正しい性教育をしていなかったから責任はある。 ただそれだけの話なのだ。そんな 「ただの失敗談」 がドラマになるなんて、日本は、おくれている、というしかない。スウェーデン人が見たら、「ただしい性教育がなされていない国ではこうなるのです」 という説明がされて終わりなのではないだろうか。 私は、11歳の血の繋がらない娘に、コンドームを見せた。私の上にまたがってじゃれたりするから、好きな男性ともそういうことになるかもしれない。それで、子どもができる行為と、それにともなう好奇心や快楽に引かれたら、ためしてもよいが、コンドームをつけてすること、と教えた。無論、彼女の未来の相手が知らなかったときのために、装着法も説明してみせた。 彼女の実母は教育者だが、自分には適切に教えられないから、私に頼むと言っていた。日本のレベルは、学校教師まで何が大事かを見落としているのだろう。 性を、暗く、盗み味わうもののように考える傾向がいけないのだ。欲望で不倫や浮気をするくらいなら、すべてを捨てても別れて相手を選べ。そうでなかったら、動物以下の存在だ。(と言ったら、他の動物に失礼だ。) つまり、最低最歪みの生き物だ。 (2006.10.19.記) |
目覚め
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- 2011/09/17(Sat) -
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小学六年の教室で
出された問題を思考して思考して解いて考える愉しさを知ってから もう50半ばになろうとするが、その間 あっという間だったような気がする. 同じころ『坊ちゃん』で感想文書いて放送室で読まされたのも、ついさっきのことのようだ. (私の心臓ではありえないが)あと80まで生きられるとしても、 これまでの半分だ. あっという間、の半分だ. きっと、手足も歯もあちこち痛くなってぼろ雑巾のようでまだ机に向かっているとしても いま50のころを振り返って ついその日の午前中のできごとだったように思いだすのだろう. 人生は瑣事というには余りに大量の瑣事で満ちている. ともするとそれらに拘泥することで人生の最優先事項を見失いがちになる. これまで同様、私は、恩師・先蹤者たちと同じように、机に向かって、かつ世を明らめながら灰になる. |
雨中独り
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- 2011/09/13(Tue) -
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雨の、広大なスーパーマーケットの駐車場に、ノラのシェパードが屹立している. 飢えていよう. 孤独であろう. 傷ついてもいよう. 私は、 憐れまず、 励まさず、 我が身や社会にひきあてず、 気持ちが濡れも強くもならず、 ただ、 かく思考し 歩み過ぐ. ![]() |
子猫が教える
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- 2011/09/08(Thu) -
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