家族
- 2008/05/07(Wed) -
アニメの 『あたしンち』 というものを観る機会があった。

私は、この夫婦は、出会いのあと、どのようにして結婚まで話を運んだんだろう、とか、
大きくなった子どもにこのように接する心理は私にはわからないことだな、などとおもいながら観た。

そのアニメの子ども2人の心理は私も経た時代なので理解できるが、自分に経験のない年代・人生経験のことは、私にはわかりようがないのだった。



そんな私も、半年だけは、ある女性とともに、「息子のいる父親」 役をした経験があった。

もっとも、その男の子は、まだ幼く、私とともに風呂に入ったり、同じベッドで寝たり、当時観ていた 『おじゃる丸』 とかいうアニメの主人公のように、すわっている私の頸にいつの間にかまとわりついていたりした年齢だったが。結婚経験のない私は、彼らとの生活で、「家庭の幸福」 の本質を垣間見た。


◆◇◆◇◆



スウェーデンで、夫が建築技師で、妻が女優、高校生の娘は北朝鮮(韓国ではない)からの養女、という家族と知り合いになったことがあった。

夫は、三島由紀夫の割腹自殺のことまで知っており、妻は実に多忙な人だった。

そして、2人とは明らかに違う顔立ち、しかも、北朝鮮の苦難がまだ顔に残っているのでは、とどうしても思えてしまうその娘は、私をベランダに連れ出し、そこで飼っているというウサギを見せてくれた。ウサギの目と彼女の目はなぜか似ていた。



スウェーデンには、連れ子と暮らしているうちにその親とは別の配偶者と一緒になるケースもあっておかしくないので、同じ人種でも両親のどちらとも血のつながらない子、というのは珍しくない。きょうだいで片親が違う、というのはざらである。

私も、数年前には、週末だけ1人暮らしの私の家に泊まりに来る小学5年の 「娘」 がいたが、私の彼女への態度・感情は、たぶん、継子と暮らすスウェーデン人のそれと同質であったろう。

しかし、それは、大方の日本人には理解できないことのようだ。
小学校高学年の女の子と、血のつながらない私の関係を卑しい言葉であげつらう下衆がたまにいる。

彼らの人間観は、ヨーロッパ人からすれば、無知で偏狭暗愚でしかないだろう。


そうした日本人氏には、せめて、
「自分に経験ないことは理解できない」 という知恵を是非とも身につけていただきたいものである


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